2010年からはじまったJPSAロングボード特別戦「JPSA SPECIAL CONTEST 2019スタイルマスターズOSHMAN’S STYLE MASTERS」が5月19日(日)に千葉県いすみ市太東ビーチパークで開催された。

天気は早朝は曇っていたが、徐々に晴れ間が出て風はオフショア〜サイドオフショアとなり多少海面にヨレは出ているが大きな問題はなく、サイズはモモ〜腰セット腹と言ったところか。最近地形は良かったみたいで潮が上げてきてもショルダーの張ったコンディションとなりロングボードのコンテストには最高と言える状況となった。

スタイルマスターズはレギュラーツアーとは違いオリジナルのレギュレーションのもと開催されるコンテストだ。

そのレギュレーションは ・サーフボードは9‘4“(284.5cm)以上のシングルフィン(ON FINまたはセンターBOX)のみで、サイドフィン及びサイドフィン用のプラグ付のサーフボードは不可。(コンテスト前には各選手がコンテストで使用するサーフボードをビーチマーシャルに持ち込み車検ならぬサーフボード検査をクリアしてステッカーを貼られたサーフボードのみ使用可能となる。)

堀井選手の板測定中
吉川選手の板無事合格
小高選手の板合格でステッカー貼付
高貫選手も合格ステッカー貼付

・ライディングはクラシックスタイルでのライディングが評価対象となる。

・Nose Riding and Rail Surfing

・Critical Section of Wave

・Variety

・Speed and Power

・Commitment

・Control

・Foot Work

今回エントリーしている選手はレギュラーツアーで活躍しているコンペティターやクラシックスタイルを突き進むプロや当日開催されていた「TAITO BEACH CLUB CLASSIC 2019」で勝ち上がった3名がクレジットされウィメンズから田岡なつみ、吉川広夏と小高恵子が名を連ねる。

午前11:30よりヒート1からスタートし各選手巧みなステップを踏みハングファイブやハングテン、長いレールを入れたカットバックを次々披露し観客を唸らせた。ハングファイブやハングテンが凄く簡単なマニューバーではないかと錯覚してしまうくらい皆鮮やかにノーズを掴みにいく。

セミファイナルに勝ち上がった8人の中で女子では唯一田岡なつみや太東ビーチクラブの大会から勝ち上がった川上聖斗の名前がある。他には地元森大騎やレギュラーツアー第1戦の優勝者井上鷹も。

塚本将也
井上鷹
吉川広夏
柴田邦敦(AM)
堀井哲
高貫佑麻
松淵秀人
川上聖斗(AM)
森大騎
鈴木剛
小高恵子
鴇田正博(AM)
増山翔太
稗田瞬
中井晴
田岡なつみ

その強者揃いの中からファイナルへ進んだのは、過去2回優勝している秋本祥平、過去JPSAロングボードツアー6年連続グランドチャンピオンの宮内謙至、2012年優勝の中村清太郎、第1回大会優勝者の吉田泰の4名。

この名前を見る限り誰が優勝してもおかしくないメンツ。中でもまだこのスタイルマスターズで優勝経験がない宮内の気合の入り方は凄い。実際セミファイナルで宮内のライディングはきわどいセクションでのノーズやカットバックなどがビシッと決まり波とのリズムも合っていた。

しかし、ここでメンタルの部分で影響をしたのがレギュラーコンテストではお馴染みになってきたフォーメンプライオリティールール。宮内、吉田、中村は経験がないので最初かなり戸惑いを見せていたが、ファイナルでも宮内の一回プライオリティーをロスした場面でリズムを崩した模様。

ファイナル時はやや波数が減ったようだが、このメンバーでのファイナルは滅多に観れるものではなくスタートホーンが鳴ると選手は次々波をキャッチして次々ノーズライドを入れたライディングを披露していく。

同じハングテンでも各選手特徴があり吉田はソウルアーチを入れたクラシカルなノーズ、

吉田泰

中村はハングテンの時ヒザを前に出しより浮遊感を感じられるノーズ、

中村清太郎

秋本は中心があまりブレないノーズであったり、

秋本祥平

宮内はやや猫背で前にステップするとき加速が半端なくスピードのあるノーズ

とバラエティーに富んでいて観客から歓声があがるライディングばかりだ。

そんなファイナルを制したのは確実に2本揃えてきた吉田。第1回以来の優勝となった。2位には秋本、3位には中村が入り、4位にはもう1本が出なかった宮内となった。

結果/優勝:吉田泰、2位:秋本祥平、3位:中村清太郎、4位:宮内謙至